2024/06/12 18:55

今年はなかなか梅雨入りせず、既に真夏のような日が続いていますが、必ずあのジメジメした日々はやってくるのでしょうね。


この季節になると、きものの「しまい方」のお悩みをお聞きすることが多いです。

きものは「しまい方」によって長持ちさせることができます。


きものの大敵はシミ、カビ、シワですが、他にも匂い袋や防虫剤から出るガス、紫外線にも注意が必要です。


実際にきものを着用した後は… 

①まず、ハンガーなどにかけてクリーニングに出さなければならない程のシミや汚れがないか全体をチェック。


特に女性は年中、日焼け止め、ファンデーションを殆どの方がつけておられると思いますので、どうしても襟の部分にその汚れと汗シミはついてしまいます。毎度、脱いだ後は確認して、襟部分の汚れ落としはマメに出していただくことはお勧めします。


②乾かすだけで収納できそうなら、日陰で半日から一晩干して汗を飛ばします。


③後は「正しくたたみ」「たとう紙で包み」除湿剤を入れて保管して下さい。

先程も触れましたがお香と収納する時は、そのお香がきものの収納に適しているか確認が必要です。


最近流行りの洋服のスプレー消臭剤などは「和装品には使えない」とハッキリ書いてありますので使わないで下さいね。


きものは定期的に風を通し湿気を溜め込まないことが必要です。

それにはたくさんきものを着ることが1番の対策なんですよ。